一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

世界気象機関、長期的にデータを記録する気象観測所の認定制度を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.07.07 【情報源】国連/2016.06.21 発表

 世界気象機関(WMO)は、気候に関する長期的データの重要性を認め、それを記録する気象観測所の重要性についての認知を高めるため、新たな認定制度を導入すると発表した。現代の気象および気候観測は衛星やその他の高度先端機器によって収集されることが多いが、温度計や雨量計などの従来の機器も未だ重要であり、これらの観測がなければ20世紀に地球が著しく温暖化したことを確認するのも不可能だったという。しかし、長期間にわたってデータを収集する気象観測所は、資金提供の打ち切りや観測所の移動などによって長期的な観測が困難になっている。こうした中、今回発表された制度では、一定の要件を満たし、政府に指定された観測所をWMOが「100年規模観測所(Centennial Observing Station)」として認定する。WMOは、長期的な気候記録を守ることの重要性に対する意識向上のため、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語で視聴できる5分間の動画を公開している。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース