一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

UNEPへの拠出を倍増

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.09 【情報源】カナダ/2002.08.29 発表

 カナダのアンダーソン環境大臣とワーレン国際協力大臣は8月29日、UNEPに今後4年間で、現在の支出額の倍額にあたる570万カナダドル(約4億2750万円)を拠出するとともに、UNEPの世界環境モニタリングシステム(GEMS)の水質プログラムに今後3年間で150万カナダドル(1億1250万円)を支出すると発表した。
 アンダーソン環境大臣は、声明の中で、既存の国際環境条約やプログラムを通してもっと成果を得られるはずだと述べ、このためにUNEPの強化と科学的知見の充実が必要だと強調した。また、ワーレン国際協力大臣は「カナダのUNEPへの支援は、途上国が野生生物の保全や地球温暖化の影響、水資源の保護などの世界的環境問題に取組むことに役立つだろう」と述べ、両大臣とも今回のUNEPへの更なる支援の意義を強調した。
 また会見にはUNEPのクラウス・テプファー事務局長も出席。カナダがGEMS/水質プログラムに拠出額を増やす覚書にサインした。このプログラムは、参加国の水質モニタリングと評価能力の向上を目的としている。カナダは現在GEMS/水質プログラムに対し、年間45万カナダドル(3375万円)を拠出しているが、今回の追加決定により、拠出額は倍額になる。
 なおヨハネスブルクサミットでは、クレティエン首相がカナダの代表団を統括。さらに閣僚の中からは、アンダーソン環境大臣、ワーレン国際協力大臣、パラディ官房長官(ラテンアメリカ・アフリカ担当)が参加している。カナダは、サミットにおいて、健康と環境の関連性、パートナーシップ、アフリカの開発、国際的な持続可能な開発統治の4分野に焦点を当てている。
【カナダ連邦政府、カナダ連邦環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク