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環境ニュース[海外]

ドイツ 「気候保護計画2050」策定に向けた気候保護対策案が提示される

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.04.01 【情報源】ドイツ/2016.03.19 発表

ドイツ連邦環境省は、ヘンドリックス大臣が、「気候保護計画2050」において参加アプローチを通じてまとめられた気候保護対策案を受領したことを公表した。「気候保護計画2050」は、温室効果ガスニュートラルに向けてドイツの更なる歩みを描くもので、連邦環境省は、今回の提出された気候保護対策案を分析し、今夏に連邦内閣が承認することになる気候保護計画を策定していく。今回の参加アプローチは、従来の手法とは異なり、計画策定「前」に、市民、団体、州、自治体からアイデアや意見を募るものである。これにより、5都市で実施された市民会議とオンライン対話による77案、そして連邦州や自治体、団体が参加する専門フォーラムによる400案の対策案が集められた。これらの提案は、学者によりまとめられ、科学的に、その気候影響や費用対効果に関する分析が行われた結果、まず97案が選ばれた。自治体、州、団体、市民など全ての参加者は、個々の提案を評価し、それが気候保護計画に取り入れるべき対策であるか意見を示し、さらに全ての参加者の代表者で構成されるグループが共同でこれらの提案を審議し、今回の対策案が完成した。ヘンドリックス大臣は、「我々は、2050年に向けた全ての解決策を今の時点で全ては把握していない。我々は、社会に対し、今後も、常に、良いアイデアや提案を問うていきたい。気候保護計画は、学習プロセスの一つである」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】

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