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環境ニュース[海外]

ドイツ 2015年温室効果ガス排出量暫定値を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.03.31 【情報源】ドイツ/2016.03.17 発表

 ドイツ連邦環境省は、ドイツ連邦環境庁によって算出された2015年の温室効果ガス排出量の暫定値を公表した。これによると、2015年の排出量は、CO2換算で、2014年と比較し、0.7%増(600万トン)となる9億800万トンであるとしている。1990年比では、27.2%減となっている。発電部門における排出量は減少した。2015年は、最大規模の原子力発電所が操業を停止していたが、石炭による発電量は増加しなかった。発電における再生可能エネルギーの割合は30%に上昇しているものの、電力輸出の増加により、CO2排出量の削減にはつながっていないとしている。2014年12月に承認された「気候保護行動計画2020」による効果は、多数の対策が2015年中に開始したことから、今回の暫定値には含まれていない。排出量の増加要因として、2014年と比較し、寒冷であった気候が挙げられている。暖房エネルギーの需要が増加し、特に天然ガスの消費が増えたという。さらに、運輸部門において、前年比で1.5%分の排出量の増加が指摘されている。これは、動力用燃料費の低下と道路交通における輸送量の大幅な増加によるものとしている。今回の暫定値は、今年1月に公開された2015年のデータを基にモデル計算と傾向分析によって導き出された。【ドイツ連邦環境省】

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