フランス、低炭素化の加速のため地熱エネルギーの開発促進の方策を提示

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.12.15 【情報源】フランス／2015.12.01 発表

　フランスのロワイヤル環境・持続可能開発・エネルギー大臣は、2015年12月1日、COP21が開催されているル・ブールジェ会場で、アイスランドやケニヤの代表、国際再生可能エネルギー機関（IRENA）事務局長らと共に、「グローバル地熱アライアンス（GGA）」に関するハイレベル会合に出席した。大臣は地熱エネルギーを、季節にも気象や気候条件にも左右されない安定した再生可能エネルギーだとし、その開発を加速するため以下を支持するとした。
・明確な目標と適切な規制枠組みの設定（GGA加盟国は地熱エネルギーによる電気供給を5倍、熱供給は2倍を目指す意欲的な2030年へ標に合意している）
・資金動員（地質的リスクに対処する革新的方策が必要。フランスは2015年に率先してDEODEEP保証基金を創設）
・技術協力の推進（地熱資源を用いた熱供給ネットワークにおけるフランスの経験を指摘。パリでは20万世帯に地熱による熱供給を実施）
IRENEによると、GGAはCOP21会期中に正式に発足する見込みだという。
【フランス環境・持続可能開発・エネルギー省】