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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、気候変動が海洋生物や漁業に及ぼす影響を軽減するための情報提供戦略を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.09.14 【情報源】アメリカ/2015.08.25 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、気候変動が海洋生物や漁業に及ぼす影響を軽減し回復力を強化するうえで不可欠な情報の提供のための新しい気候科学戦略を打ち出した。気候変動の影響によって、既に一部の海洋生物の生息場所の移動や個体数の減少が確認されており、漁業への影響が懸念されている。この戦略では、地域の漁業管理者らに対して、気候変動がどのように海洋生物資源生態系、地域社会へ影響するかについての情報を提供し、その対応方法を示すことを目的に、情報の生成、提供、利用のための7つの目標を設定した。
1)気候情報に基づく、海洋資源管理のための基準点を特定する。
2)確固とした管理戦略を決定する。
3)適応管理プロセスを設計する。
4)将来の生態系状況を予測する。
5)気候変動生態系へ及ぼす影響の仕組みを把握する。
6)生態系や海洋資源の変化を追跡し早期警報を提供する。
7)十分な科学的インフラの構築と維持
この各目標を達成するための今後5年間の地域行動計画を、NOAAの海洋漁業局科学センターと地域事務所は、他の連邦機関や部族社会、漁業管理協議会などと連携して2016年後半までに策定する予定となっている。
【アメリカ海洋大気庁】

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