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環境ニュース[海外]

国連気候変動枠組条約、気候変動対策における気候資金の重要性を強調する専門家会議の成果を報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.06.24 【情報源】国連/2015.06.10 発表

 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、国連気候変動ボン会議の期間中に開催された気候資金に関する専門家会議の成果を報告した。それによると、気候資金は途上国の環境対策において重要な役割を果たしており、今後さらに拡張する必要があるという。例えば、2009年に設立された気候投資基金(CIF)は、これまでに70か国のプロジェクトに80億ドル以上拠出し、約570億ドルの追加資金を誘発した。専門家会議によると、気候資金の成功の鍵は、こうしたその他の資金の誘発効果にあるという。CIFの提供資金の60%は再生可能エネルギーやエネルギー効率化に利用され、残りは森林保護や建物の気候変動に対する回復力強化などに充てられている。気候資金の効果は大きく、例えばCIFはモロッコ政府の集光型太陽熱発電所の建設事業に5億ドル拠出しており、完成すれば100万人以上の市民にクリーンエネルギーを提供できると見込まれている。ただし、2030年までには約89兆ドルのインフラ投資が必要であり、これを誘発するためのさらなる資金拠出が必要だという。
【国連気候変動枠組条約】

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