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環境ニュース[海外]

世界資源研究所ら、企業の温室効果ガス排出削減目標を国際目標と整合させるキャンペーンを開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.06.04 【情報源】研究機関/2015.05.20 発表

 世界資源研究所(WRI)らは、気温上昇を2℃未満に抑えるという国際目標に合わせた、科学に基づく温室効果ガス排出削減目標を設定するよう企業に呼びかけるキャンペーンを開始した。世界最大手企業500社のうち80%が排出削減目標を掲げているが、現在のところ国際目標と同レベルの目標を設定しているのはごく一部の企業にとどまっている。キャンペーンのパートナー機関の一つであるカーボンディスクロージャープロジェクト(CDP)が発表した報告書によると、エネルギー多消費型企業70社のうちこうした目標を設定しているのは28社だという。こうした中、このキャンペーンは2015年末までに100社が国際目標レベルの排出削減目標を設定することを目指し、さまざまな手法を推奨している。例えば「部門別脱炭素化アプローチ」は、産業部門ごとの経済活動の予測と排出削減の可能性を考慮して排出量削減目標を設定するのに役立つという。このキャンペーンは、2015年12月の国連気候会議を前に、低炭素経済へ向けた企業の取組を示す意味でも重要だという。【世界資源研究所

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