アメリカ海洋大気庁、沿岸地域社会の回復力強化のため900万ドルを拠出

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.06.03 【情報源】アメリカ／2015.05.29 発表

　アメリカ海洋大気庁（NOAA）は、沿岸地域社会が、極端気象、気候災害、海洋状況の変化に対する回復力を強化するためのプロジェクトに、2つのプログラムから計900万ドル拠出することを発表した。1つ目は、NOAA国立海洋局の「2015年度地域沿岸回復力助成プログラム」で、500万ドル拠出する。このプログラムは、沿岸の地域社会や機関が災害に備え、環境、経済、社会状況の変化に適応することを支援する。2つ目は、NOAA海洋水産局の「沿岸生態系回復力助成プログラム」で、400万ドル拠出する。このプログラムは、生息地の回復と保全を通じて健全で持続可能な沿岸生態系の構築を支援することを目的としている。助成対象は、非営利団体、高等教育機関、地域機関、民間企業、地方自治体、州、部族政府等となっている。NOAAは、「沿岸地域社会は自然災害や長期的な環境の変化に対してますます脆弱になっており、今回の拠出は脅威を緩和する革新的な方法を探り、回復力のある沿岸地域社会の構築に資する」としている。【アメリカ海洋大気庁】