アメリカ環境保護庁、2013年型自動車がGHG排出基準を達成と発表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.04.08 【情報源】アメリカ／2015.03.26 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、国内の自動車産業各社が、前年に続き国の温室効果ガス（GHG）排出基準を大幅な余裕をもって達成したと発表した。これは、今年で2年目となる年次報告書「小型車温室効果ガス排出基準：2013年型車の製造者実績報告書」で明らかにしたもので、自動車産業全体では、2013年型車の排出性能は12グラム/マイルを実現したという。
　報告書は、各社が乗用車や小型トラックのGHG排出基準の遵守状況について詳細な情報を掲載している。これによると、自動車製造各社のほとんど（販売額全体の99％以上）が、2012年、2013年のGHG排出基準を達成した。各社は、排出基準で設けられている任意の柔軟性措置（エアコンシステムの改良、全車両の平均値使用など）を活用している。EPAは、この柔軟性措置は製造各社に削減方法と導入時期の選択を可能にする一方で、消費者の選択肢を増やし、技術革新の促進、遵守コスト削減にも役立っているとしている。【アメリカ環境保護庁】