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環境ニュース[海外]

カナダ、乗用車・トラックの温室効果ガスと汚染物質の排出規制を強化

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.10.07 【情報源】カナダ/2014.09.22 発表

 カナダ政府は、乗用車とトラックからの温室効果ガス(GHG)および大気汚染物質の排出削減に向けて、車両や燃料に関する3件の規制を改正すると発表した。これは、乗用車と小型トラックのGHG排出規制、道路走行(on-road)車両とエンジン排出規制、ガソリン中の硫黄分の規制の3つで、これらの改正により、自動車の排出規制をアメリカと揃え、健康や環境の面で大きなメリットをもたらすとともに、カナダ企業の競争力を支えるという。
乗用車と小型トラックの新GHG排出規制により、2017年型以降の新型車では、耐用年限中の総GHG排出量が、カナダの運輸部門全体の1年分の総排出量にほぼ匹敵する174メガトン減少し、2025年型車両は2008年型に比べ燃料消費量が最大50%減少すると予想される。また、道路走行車両・エンジン排出規制とガソリン中の硫黄分の規制の強化では、スモッグのもととなる大気汚染物質の排出が、従来に比べ最大80%削減される。
カナダ政府はさらに、大型車両・エンジンについてもGHG排出削減と燃費向上のために2018年型以降の基準を厳格化する意向も表明した。カナダ政府は、政府・消費者・産業界が一体となった行動により、カナダの2020年のGHG排出量は、2005年以降現状維持シナリオに比べ、128メガトン減少するとしている。【カナダ環境省】

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