一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ブラジル、FIFAワールドカップの炭素排出を相殺する炭素クレジットの寄付を獲得

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.06.19 【情報源】国連/2014.06.04 発表

 ブラジル政府は、FIFAワールドカップ開催による炭素排出を相殺する炭素クレジットの寄付が11万5000 CER(認証排出削減量、1CERは1トンのCO2に相当)に達したと発表し、国連気候変動枠組条約事務局は、この好調な滑り出しを歓迎した。大会開催は、スタジアムの建設や改修、交通機関等の化石燃料消費等により排出増加をもたらす。ブラジル政府の試算では、同大会による直接排出量は5万9000トン、海外からの旅行者など間接排出源も含めると計140万トンに及ぶという。同政府は、京都議定書クリーン開発メカニズム(CDM)に登録された国内プロジェクトで生じた炭素クレジットを利用して、同大会の温室効果ガス排出を相殺する取組を開始。クレジットの寄付要請からわずか6週間で上記寄付が集まった。寄付者には大会の排出量相殺への貢献を認定する公式証明書が与えられるという。これまでに同国で実施されたCDMプロジェクト約150件で、発行された9000万以上のCERのうち約1400万は寄付可能であり、同事務局では更なる寄付を期待するとしている。【国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース