ドイツ　米英政府と共同で気候ファイナンス・イニシアティブを設立

　ドイツ連邦環境省は、米国政府、イギリス政府と共同で、開発途上国における気候変動と適応への民間投資を促進させることを目的にしたイニシアティブ「気候ファイナンスのためのグローバル・イノベーション・ラボ」の設立を公表した。官民協働のプラットフォームが構築される。フラスバース連邦事務次官は、「気候保護分野における地球規模での投資の需要は公的な資金だけでは克服できない。我々は、早急に、気候保護技術に対する実質的な民間投資を必要としている」とコメントした。イニシアティブには、政府代表者の他に、銀行や年金基金、プロジェクト開発者、プロジェクトファイナンス拠出者の代表者たちが参加している。参加者たちは、気候ファイナンスのため、幅広く応用が可能な新しい手段について確認する。プロジェクトの実行は気候政策のシンクタンクである「気候政策イニシアティブ」によって支援される。【ドイツ連邦環境省】