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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、気候変動が人の健康と環境に与える影響を示す「アメリカにおける気候変動指標」第3次報告書を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.06.12 【情報源】アメリカ/2014.05.28 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、環境の重要な基準(国内と世界の気温・降水量、海洋酸性度、海水位、植物の生育期間等)に関する観測データをまとめた、「アメリカにおける気候変動指標」の第3次報告書を発表した。
 今回は新たな4指標を加えた30の指標に関し、長期傾向を示す80超の地図やグラフを用いており、
1)1901年来48州で平均気温が上昇、特に過去30年間で温暖化が加速
2)大西洋・カリブ海・メキシコ湾で熱帯性低気圧の活動が過去20年間に活発化
3)特に中部大西洋沿岸とメキシコ湾岸で海面が上昇
4)氷河の融解速度が過去10年間で加速
5)南西部各地で2000-2013年に、1895年来の長期平均を上回る平均気温を記録
6)1983年来、全国で山火事が年間平均7万2000件発生
7)五大湖の大部分の水位が過去数十年で低下
 など、気候変動の影響が既に全国で起きている証拠を示している。同報告書ではまた、ライム病、暑さによる死、ブタクサ花粉に関連する重要な指標により、気候変動が人の健康や社会に影響を及ぼす経緯を考察している。【アメリカ環境保護庁】

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