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環境ニュース[海外]

イギリス、COP21国際気候変動交渉に備え新研究プログラムに着手

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.03.19 【情報源】イギリス/2014.03.04 発表

 イギリス・エネルギー・気候変動省(DECC)のバーカー気候変動担当大臣は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の国際交渉の基礎となる政策関連情報を得るため、2年間の新たな研究プログラムを開始した。このプログラムは、AVOID2と呼ばれ、DECCのほか、環境・食糧・農村地域省(Defra)、自然環境研究会議(NERC)が資金を提供する。前回(第1期)の「AVOID」は2009年に始まり、「気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼさない水準に大気中温室効果ガス濃度を安定化させる」というUNFCCCの究極的目標に関連する問題の解明に取り組んだ。今回のAVOID2は、プログラムの第2期にあたり、2015年にパリで開催予定のUNFCCC第21回締約国会議(COP21)に至る政策討議に備え、不足している情報・知見を獲得するために研究を実施する。AVOID2では、新たな国際的取り決めが成立した場合の影響についても研究するという。
 このプログラム費用145万ポンドのうち、NERCは10万ポンドを分担する。プログラムは、2014年2月から2016年3月までで、研究はイギリス気象庁を先頭に、グランサム気候変動研究所(インペリアル・カレッジ・ロンドン)、ティンダル気候変動研究センター、ウォーカー研究所(レディング大学)の学際的コンソーシアムが実施する。【イギリス自然環境研究会議(NERC)】

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