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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、石炭灰のコンクリート利用は適切とする評価結果を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.02.21 【情報源】アメリカ/2014.02.07 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、石炭燃焼残渣である石炭灰(CCR)の2つの有効利用(CCRのコンクリート利用、排煙脱硫石膏のウォールボード(壁材)利用)は適切であるとする評価結果を発表した。これらは天然材料に匹敵し、EPAの健康及び環境基準も下回ることが理由だとしている。石炭灰は、発電及び産業利用のために、ボイラーで石炭を燃焼させた際に生成される灰で、石炭灰の半分超が埋立地や地表貯留場に処分されている。
一方、有効利用される石炭灰のうち、半分近くが上の2種の方法にて利用されている。このため、EPAは、州などの関係者が、石炭灰の有効利用を評価し情報に基づく決定を下せるよう、新たに評価方法を開発した。今回のEPAの評価結果はこの評価方法に基づいたものである。石炭灰の安全な再利用は、貴重な資源を節約し、コストを削減し、温室効果ガスの排出削減など環境影響を低減するなど、持続可能性を促進させるとして、EPAは期待している。【アメリカ環境保護庁】

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