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環境ニュース[海外]

国連気候変動枠組条約事務局、低炭素経済に向けた投資の促進を投資家に要請

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.02.03 【情報源】国連/2014.01.15 発表

 国連気候変動枠組条約のフィゲレス事務局長は、国連本部で開催された2014年「気候リスクに関する投資家サミット」で、低炭素経済に向けて投資のグリーン化を加速するよう投資家に求めた。
 現在、気候変動の影響が益々顕著となり、世界の多くの地域で異常気象が地域経済やサプライチェーンを混乱させ、世界経済に数十億ドルものダメージを与えている。事務局長は、温室効果ガスが増加しているのは、主に、化石燃料を利用したエネルギー・輸送システムに対するこれまで投資してきたことが直接の原因であるとし、こうした投資が持つリスクを把握していない資産所有者・運用者が依然として多いと指摘した。国際エネルギー機関によると、世界の気温上昇を2℃以下に抑えるには、2050年までにクリーンエネルギーへの投資が世界全体で36兆ドルが必要である。この目標達成には、投資先のカーボンフットプリント等を考慮し、再生可能エネルギーやエネルギー効率化、持続可能な事業展開への投資に切り替えることが急務だという。
 同事務局は、2014年9月の国連気候サミット、2015年の国際気候合意に向け、低炭素投資が加速されることを期待している。【国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)】

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