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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、適切に計画、管理すれば、環境に有害でない沿岸養殖は可能との研究結果を報告

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.01.09 【情報源】アメリカ/2013.12.18 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)の科学者らは、沿岸の環境に悪影響を与えると懸念されてきた沿岸養殖も、一定の養殖を適切に計画、管理すればほとんど害を及ぼさないという研究結果の報告書を発表した。この研究では、熱帯や亜熱帯等世界各地の多様な環境で行われている魚類等の養殖が、環境(水質、底生生物の生息地、他の海洋生物等)に及ぼす影響を評価した。報告書は、環境に与えるさまざまな影響やその相対的強度を幅広い視点で示しており、沿岸管理者や養殖場管理者が、計画中または営業中の養殖場を評価し、事実に基づいた決定を下す際のツールとなるという。
 報告書の中で科学者は、地域の最良の養殖場管理方法を継続して改良すること、および環境モニタリング方法の標準化は、養殖場管理者にとって不可欠であるとしている。沿岸養殖業が発展するにつれ、直近あるいは長期的な環境問題を予測できることが、沿岸管理者や一般の人々の信頼感につながる。
 NOAAは、沿岸養殖が安全で健康的な地元海産物を生産する持続可能な食物資源であり、沿岸地域の雇用の場の提供にも貢献していることが、この報告書でも示されたとしている。【アメリカ海洋大気庁(NOAA)】

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