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環境ニュース[海外]

EU 欧州委員会が京都議定書第二約束期間の批准を提案

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.11.21 【情報源】EU/2013.11.06 発表

 欧州委員会は、京都議定書第二約束期間(2013年-2020年)を批准するために欧州連合が必要とする法案を提案した。欧州連合とその加盟国、並びにアイスランドは、共同で、第二約束期間に、1990年または個々に選択した基準年から温室効果ガスを20%削減することを義務付けている。これは、2009年に制定された気候エネルギー政策パッケージに基づいており、同パッケージで提案されたEU及び加盟国それぞれの削減策を反映している。今回提案された二点の法案は、ドーハで合意された第二約束期間に関する京都議定書の変更事項を欧州理事会が承認するための批准決議案と第二約束期間実行における技術的課題に関する欧州議会と欧州理事会の規則案である。EUは、京都議定書批准国として、批准決議に基づき、ドーハ合意における変更事項を批准することができる。決議では、EU、EU加盟国、アイスランドが20%の削減目標を協働で履行するための条件も設定されている。また、技術的課題に関する規則案は、EUとEU加盟国における第二約束期間実行に関する特定の技術的課題を規定するための法的基礎となっている。両提案は、EU議会とEU理事会に送られた。EUの批准と同時に、加盟国とアイスランドもそれぞれ自国の批准手続きを完了する必要があり、欧州連合は、EU、EU加盟国、アイスランドがそれぞれの批准プロセスを2015年2月までに終了することを求めている。ドーハ合意は、議定書締約国の4分の3が批准した時に、国際レベルで施行する。【欧州委員会気候行動局】

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