京都議定書批准へ

　ドイツ連邦参議院は4月26日、京都議定書を批准する議案を全会一致で可決した。連邦議会は可決しており、ラウ大統領の署名により批准される。
　国際社会は、今年9月にヨハネスブルグで開催される世界サミットまでに議定書を発行することを目標に掲げており、そのためにEU及び加盟国では、遅くとも6月1日までに批准手続きを行うこととしている。
　連邦環境大臣トリッティン氏は、政党を超えたこの合意を歓迎するとともに、ドイツが国際的な責任を果たしたことを高く評価した。そして、再び、日本、カナダ、ロシアに対し、京都議定書を危機にさらさぬように呼びかけた。【ドイツ連邦環境省】