一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

カナダ政府、温室効果ガス削減促進のため、ノバスコシア州と削減規則の等価協定締結へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.04.05 【情報源】カナダ/2012.03.19 発表

 カナダのケント環境大臣と同国ノバスコシア州のベリボー環境大臣は、石炭火力発電所における温室効果ガス削減に関し、連邦と州の規則を同等とする協定の締結に向け協議していることを発表した。連邦政府規則と同等の削減結果が得られる場合に限り、連邦規則を州規則に整合させ一本化し、排出削減努力の効率化と手続きの簡素化を目指すという。ベリボー大臣は、この合意により、同州の実情に即した規則にすることができ、削減促進につながると期待をよせている。
 ノバスコシアはカナダの州で初めて、2020年までに電力部門の温室効果ガス25%削減という厳しい規制を設けているが、今回の協定が合意されれば、連邦政府が提案している規則に即した、2030年までの目標値も新たに設定するという。カナダは、温室効果ガスを2020年までに2005年比で17%削減するとの目標を設定しており、2011年8月に、新設の石炭火力発電設備および耐用年数を経た古い石炭発電設備を対象に厳しい排出基準規則を設ける新たな規則を提案している。この規則は2012年前半に決定される予定で、その後、今回の協定も最終的に決定されるという。【カナダ環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース