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環境ニュース[海外]

欧州経済社会委員会、欧州共通エネルギー政策の実現に向け欧州エネルギー共同体を提唱

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.02.16 【情報源】EU/2012.02.01 発表

 欧州経済社会委員会(EESC)は、欧州エネルギー共同体に関する同委員会の提案について広く伝えるため、欧州のシンクタンクであるノートル・ヨーロッパと共同で会議を開催した。この提案は欧州共通エネルギー政策を実現する手段として欧州エネルギー共同体の設置を提唱するものであり、会議にはEUの重要な政策決定者や利害関係者、市民社会の代表が出席した。会議の席上、EESCのニルソン委員長は、欧州域内のガス・電力市場の発展が遅々として進まない状況のなか、欧州エネルギー共同体を創設し、欧州単一エネルギー市場を実現するため、今こそ思い切った提案を示すときであると訴えた。この構想は元欧州委員会委員長であり、かつノートル・ヨーロッパの創設者であるジャック・ドロール氏が最初に提唱したものである。EESCは最近の見解書の中でそれを支持しつつ、さらに拡大した構想を示し、エネルギーの生産・輸送・消費に共同で取り組むよう呼びかけている。シュルツ欧州議会議長は、この取組が新たな雇用を生み、経済成長を助け、低炭素社会実現にも役立つとの見解を示した。会議の後、ニルソン委員長とジャック・ドロール氏が署名する共同宣言は、EUエネルギー政策の統合に向けて迅速な取組を開始するよう呼びかけるものとみられる。【欧州委員会】

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