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環境ニュース[海外]

森林・農地を活用した気候変動対策研究を支援

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.03.28 【情報源】カナダ/2002.03.19 発表

 カナダ政府は、3月19日、カナダの広大な森林・農地を活用した気候変動対策について知見を深めるため、非営利の研究組織である「BIOCAP」カナダ財団(オンタリオ州)の研究に、600万カナダドル(4億9800万円)を支出すると発表した。
 BIOCAPは、大学、企業、政府及びNGOの研究者らを集め、森林・農地の利用改善を通じたCO2の吸収や他の温室効果ガスの管理の可能性、そのプロセスについて、研究を進めることとなる。研究期間は3年間の予定だが、上手く進めば、2年間延長し、さらに400万カナダドル(3億3200万円)を支出する予定。
 アンダーソン環境大臣は、「森林と農地の適切な管理は、気候変動に取り組む上で重要だ。こうしたシンクは、京都議定書の目標を達成するために必要な取組の10〜15%を満たすだろう」と期待を述べた。また、カナダ農業・農産物大臣のLyle Vanclief氏は、「シンクとしての役割に加え、クリーンなバイオマスエネルギーや素材となる作物を管理していくことは、カナダの地方にとって、新たな雇用や収入の源となる」と地方経済への貢献について強調した。【カナダ連邦環境省】

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