地域コミュニティの気候変動関連プロジェクトに資金助成

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.02.27 【情報源】カナダ／2002.02.18 発表

　アンダーソン環境大臣とダリワル天然資源大臣は2月18日、地域コミュニティが実施する、気候変動及び大気環境改善に関連したプロジェクトに出資することを発表した。出資額は合計で91万5000カナダドル（約7600万円）になる見込みで、財源は政府の「気候変動行動基金」（Climate Change Action Fund）が充てられる。
　アンダーソン環境大臣は声明の中で、「これらのプロジェクトは、地域で革新的な行動を促す重要かつ効果的なものである」と述べ、地域から温室効果ガス削減対策が進むことへの期待を表明した。
　気候変動行動基金は1998年予算で導入されたもので、市民、ＮＧＯ、民間企業、大学、地方公共団体などを対象に、気候変動に関する理解や活動を促進するための資金を助成している。当初は3年間で1億5000万カナダドル（約127億円）だったが、2000年にさらに３年間延長された。今回はその中でもとくに、啓蒙活動と情報提供を目的とした活動を対象とする「公共教育・普及啓発（Public Education and Outreach：PEO）」部門からの助成となっている。【カナダ連邦環境省】