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環境ニュース[海外]

ドイツ 気候変動問題に関する非公式閣僚会合が終了

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.05.14 【情報源】ドイツ/2010.05.04 発表

 5月4日、ボン近郊のペータースベルクにおいて開催されていた気候変動問題に関する非公式閣僚会合が終了した。ドイツ連邦環境省のレトゲン大臣は会合を終え、「2日半に渡って集中的に実施された議論では、国家共同体において、幅広いコンセンサスが存在しているということを示した。信頼関係とオープンな交流を実現した『ペータースベルク気候対話』の成功は大変喜ばしい。これは、更なる協力関係の良い基礎になり、国連気候協定への道しるべとなる」と述べた。
 会合には43カ国の代表が参加し、参加国は、気候変動との戦いは切迫した挑戦であり、急速に、共同に取り組むことは、必要不可欠であることに合意した。また、国際気候政策の次のステップについても集中的に議論された。
 ドイツは、会合において、南アフリカと韓国とともに、途上国を支援することを目的にしたイニシアティブを立ち上げた。イニシアティブでは、環境と気候に配慮した成長戦略を開発し、測定とチェックを可能とする戦略を実行する。
 さらに、参加国は、国連交渉と平行して、温暖化防止対策の具体的な実行は最重要であることに合意し、多数の参加国が、会合において、具体的な計画を発表した。これに関して、ドイツは、途上国における森林伐採の回避を目的にした短期資金に、少なくとも3億500万ユーロを拠出し、さらに、特定の途上国における適応対策の支援を目的にした適応基金に対しても1000万ユーロを拠出することを発表した。
 今後の国連交渉における優先施策として、次の分野が挙げられた。
●工業国及び中進国における温室効果ガスの削減
●削減活動の監視のための国際システムの設置
途上国における適応対策の支援
●国際温暖化防止対策へのファイナンス
【ドイツ連邦環境省】

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