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環境ニュース[海外]

コペンハーゲン会議に向け 基本線がやや明らかに

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.15 【情報源】国連/2009.10.09 発表

 第15回気候変動条約締約国会議に向けた事前交渉会議がタイ・バンコクで、開催された。
 今回の会議では、地球温暖化への適応、技術移転、キャパシティ・ビルディングといった課題で進展が見られ、排出削減に重要な役割を果たす森林の問題で合意が得られた。また、現在、京都議定書では規制の対象となっていない新しい温室効果ガスの温室効果の評価方法や、クリーン開発メカニズムを強化するための選択肢の評価方法についても前進した。
 他方、先進国の中期的な排出削減目標についてはほとんど進んでおらず、また、開発途上国に必要な資金面の問題については先行きが不透明な状況である。
 今後、12月の第15回気候変動条約締約国会議の前には、バルセロナで準備会合が開催される。なお、9月にニューヨークで開催された気候変動に関するサミットでは、第15回気候変動条約締約国会議での合意に不可欠なポイントとして、適応策の強化、工業国の野心的な排出削減目標、開発途上国による排出削減対策、資金・技術に関するリソースの拡大、開発途上国における資金の管理体制の強化といった点が指摘された。【UNEP】

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