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環境ニュース[海外]

イギリス 企業等の温室効果ガス排出量の算定に関する手引きを公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.14 【情報源】イギリス/2009.10.01 発表

 企業などが温室効果ガス排出量を算定するための新たなガイダンスが、イギリス環境・食糧・農村地域省およびエネルギー・気候変動省(DECC)から発表された。企業や公共機関、ボランティア団体などを対象にしたもので、主な内容は以下のとおり。
●このガイダンスによって、企業や機関は、京都議定書が示す6つの温室効果ガス排出量(直接的・間接的な排出量)を算定し、報告することができる。
●このガイダンスは任意のものであり、企業は政府に対して報告を行ったりデータを送る義務はない。排出に関する報告も自主的なものである。
●このガイダンスは、世界資源研究所(WRI)と持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)によって作られた、国際的な基準として知られる「温室効果ガス(GHG)プロトコル」に従って作成されたものである。
 政府は、気候変動法のもと、このガイダンスによってなされた企業の報告がイギリスの気候変動目標の達成に役立ったか見直しを行う義務がある(発表は2010年12月まで)。レビューの中で、DECCは、企業によるグリーン電力の購入など、電力に関する様々なオプションについて検討する。
 また、今回の発表に伴い、2009年の初めに意見の募集をおこなっていた「カーボン・ニュートラル」の定義が正式に発表された。定義は以下のとおり
 「カーボン・ニュートラルとは、まず、排出量を算定し、その排出量を減少させ、それでも残った排出量をオフセット(相殺)するという明確な過程を通して、炭素排出量をトータルでゼロにすることである」【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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