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環境ニュース[海外]

イギリス 地方ごとのCO2排出量統計を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.09.30 【情報源】イギリス/2009.09.17 発表

 イギリスの地方自治体及び地方(リージョン)ごとのCO2排出量の統計が9月17日、公表された。この統計は、エンドユーザー(実際に電気が使用される場所)ごとに排出量を分配したもの。
 イギリスはCO2排出量を1990年比で既に21%削減しているが、2020年までに最低34%の削減を目標としている。本統計の主なポイントは以下の通り。
●イギリス全体では、2005年から2007年にかけて、CO2排出量は2%減少。
●434地方自治体のうち335自治体でCO2排出量が減少。
●2007年に一人当たりの排出量が最大だった地方はイングランド北東部の12.5トン(但し、2005−07年の削減率も最大)。最小だったのはグレーターロンドンで一人当たり6トン。
 なお、政府による気候変動対策の一例として、以下のようなものがある。
(1)一般世帯向けに、今秋、新たな「地域エネルギー節約プログラム」を開始。エネルギー関連企業が今後3年間で3億5000万ポンドをかけて、低所得者層が多く住む地域を中心にエネルギー効率化のための改修を支援する。
 2010年には「節約するほど得に(Pay As You Save)」政策を試験的に実施し、エネルギー効率化のための改修を支援する。
(2)企業向けには、2010年に企業5000社(省庁を含む)を対象とした「炭素削減コミットメント」が始動。CO2排出量の大幅削減だけでなく、対策を講じた企業には燃料代を節約できるメリットがあり、約10億ポンドの利益が見込まれている。【イギリス エネルギー・気候変動省】

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