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環境ニュース[海外]

北極の氷の上から 国連事務総長が気候変動対策を呼びかけ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.09.11 【情報源】国連/2009.09.02 発表

 北極を訪問中の国連のパンギムン事務総長は、急速に溶けつつある氷の上から、地球温暖化防止のために直ちに対策を講じるべきだと訴えた。
 氷山や氷河への気候変動の影響を間近に見ながら、パン事務局長は、北極の環境が、世界中のどの場所よりも速いスピードで変わりつつあると、科学者から聞かされたことを披露。「こうした事態が将来起こらないようにしなければならない」と強調し、「気候変動と戦わない限り、こうした傾向を止めない限り、人類にとって破滅的な事態になる」と述べた。
 デンマークのコペンハーゲンで開催される第15回気候変動枠組条約締約国会議では、温室効果ガスの削減を目指す新たな取り決めがまとめられる予定だが、開催まで、残すところ100日以下となった。パン事務総長は、無駄にできる時間は全く無いとして、12月のコペンハーゲン会議では、工業国と途上国双方が、さらに世界中の全ての人々が、環境的に持続可能な方法で生活することができるような、包括的で、公平で、バランスのとれた合意に達しなければならない としている。
 9月22日には、パン事務総長の招集により、ニューヨークでハイレベル会合が開催される予定。また、9月21~25日には、世界中の人々に国連の「協定に合意を(Seal the Deal!)」キャンペーンへの参加を呼び掛ける「世界気候週間」が開催され、世界120カ国以上で、子供たちによる会議、植林活動、気候中立の日(気候ニュートラル・デー)などのイベントが実施される。また、市民や企業、地域コミュニティに、ホームページ上で、気候請願書に署名し、このキャンペーンに意見を寄せるよう奨励している。【UNEP】

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