一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 見本市でもカーボンオフセット
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.08.03 【情報源】フランス/2009.07.23 発表
フランス北東部の歴史とアートの街、シャロン・ゾン・シャンパーニュで開催される見本市(2009年8月28日〜9月6日開催)が、初めて「炭素中立」で実施される。このための協定書が、7月22日、開催者、シャロン・ゾン・シャンパーニュ市長、フランス電力(EDF)、地方公共団体、持続可能な開発省との間で調印された。このイベント期間中、炭素中立(カーボンニュートラル、温室効果ガス排出量をトータルで限りなくゼロにする)を目指す一連の対策がとられる。野心的な目標達成のため、開催者はEDFと協力し、3段階の手続きを実施する予定。
●第1段階:具体的行動を通じ関係者を普及啓発、温室効果ガスを削減する:期間中の公共交通機関の利用、プラスチックや紙の消費量の抑制。
●第2段階:見本市に関するCO2排出目録の策定
●第3段階:カーボンニュートラル達成のため、残りの温室効果ガス量をオフセット(相殺)する。
見本市の出展者は700件を超え、20万人の来場者にとっても良い普及啓発となる。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】