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環境ニュース[海外]

EU 気候変動交渉のスピードアップを求める

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.07.29 【情報源】EU/2009.07.24 発表

 EUの非公式環境閣僚会議が、7月24日・25日、スウェーデンのオーレで開催され、気候変動交渉の準備について重点的に話し合った。新たな気候変動合意が期待される12月のコペンハーゲン会議まで、残り5ヶ月を切っている。
 「条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会(AWG-LCA)」と「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)」のそれぞれの議長は、交渉のスピードが非常に遅いという見解を示した。
 一方で、7月上旬の主要経済国フォーラム(MEF)において、気温の上昇幅を2℃以内に抑える という点が支持されたこと、また、G8サミットで、地球全体の温室効果ガス排出量の50%削減、工業国の排出量の80%削減が支持されたことは大いに評価された。
 今回の非公式閣僚会議の議長を務めた、スウェーデンのアンドレアス・カールグレン環境大臣は、これからコペンハーゲン会議まで、EUが交渉の迅速化をリードしていく方針を強調。科学が求めていることと、交渉で議論されていることのギャップはかなり大きく、工業国、新興国双方の明確な排出削減が必要であると述べた。また、途上国の排出削減対策・適応対策のための資金問題についても検討を行った。
 なお、欧州委員会のディマス環境委員からは、EUの温室効果ガス排出削減目標を引き上げた場合(2020年までに、1990年比で30%削減)に必要な対策や手続きについて、報告書が提出された。【EU議長国スウェーデン】

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