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環境ニュース[海外]

UNEP気候中立ネット エチオピア、パキスタン、ポルトガルが参加

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.06.16 【情報源】国連/2009.06.05 発表

 世界環境デーの6月5日、エチオピア、パキスタン、ポルトガルの3カ国が、国連環境計画(UNEP)の気候中立ネットワーク(CN Net、気候ニュートラルネットワーク)に参加することを表明した。「CN Net」は、温室効果ガス排出量をトータルで限りなくゼロにすることを目指す国、地方自治体、企業の連携を図るもの。これによりCN Netへの参加国は10カ国になった。
 エチオピアは、アフリカからの初の参加国で、トータルで見れば温室効果ガス排出国ではないが、地球温暖化対策を約束し、UNEPの10億本の植樹キャンペーンにも積極的に取り組んでいる。また、エチオピア政府は、エチオピア電力公社を通して、エネルギーを節約する電球型蛍光灯を540万個も配布している。
 パキスタンは、国際的な炭素金融投資やクリーン開発メカニズム(CDM)事業を誘致することを目指して、CN Netに参加した。すでにバイオガス・コジェネレーションや燃料効率に関するCDM事業が実施されている。パキスタン政府は2015年までに再生可能エネルギーのシェアを10%とする目標を設定し、目標達成のための「代替エネルギー開発委員会」を設置している。
 ポルトガルはCN Netに参加した最初のEU加盟国である。ポルトガルでは2020年までに、全エネルギーのうち、クリーン・エネルギーが占める割合を31%とする目標を掲げ、世界最大規模の風力・波力・太陽光発電の建設などを盛り込んだ再生可能エネルギー計画を策定した。
 他にも、メキシコのアグアスカリエンテス州、ポルトガルのカスカイス市、ブラジルのニテロイ市、Dell社、ケーブル・アンド・ワイヤレス社も参加を表明した。【UNEP】

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