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環境ニュース[海外]

気候変動に関する世界ビジネスサミット COP15での合意を求める宣言を採択

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.06.04 【情報源】国連/2009.05.25 発表

 デンマークのコペンハーゲンで、5月24〜26日、「気候変動に関する世界ビジネスサミット」が開催され、世界各国から500名を越える経済界のリーダーらが参加した。
 会議では、国連の潘基文事務総長とアメリカのゴア元副大統領が、参加者に対し、ビジネスで養われた鋭い洞察力を活かして、温室効果ガスの排出削減に合意するよう各国首脳に働きかけて欲しいと呼びかけた。
 潘事務総長は、経済界のリーダーとして、気候に良いことを実践することが、地球規模の競争力の確保や長期的な繁栄に向けた賢い選択であることを各国首脳に明示しなければならないと指摘。地球温暖化は、次世紀に向け、経済界にとって最も大きなゲームの変革者となる可能性があり、追求すべきチャンスだと述べた。また、ゴア元副大統領は、来年ではなく、今年、合意しなければならないと、タイムリミットが迫っている点を強調した。
 会議最終日の5月26日には、12月に開催される第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)に向け、野心的で効果的な枠組に合意するよう各国首脳に求める「コペンハーゲン宣言」を採択。宣言には、以下の6項目が盛り込まれている。
●2020年及び2050年の排出削減目標に合意し、科学に基づいて、温室効果ガス排出量を安定化の軌道に乗せることに合意
●効果的な測定、報告、排出量の検証
●低排出技術への資金提供を劇的に増やすインセンティブ
●既存の低排出技術の導入と新しい技術の開発
●地域コミュニティの回復力を高め、気候変動の影響に適応できるようにする基金
●森林を保護し、炭素循環のバランスを回復する革新的な手段
【UNEP】

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