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環境ニュース[海外]

EU15カ国 3年連続で温室効果ガス排出量が減少 2007年は基準年マイナス5%達成!

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.06.03 【情報源】EU/2009.05.29 発表

 欧州環境庁(EEA)が5月29日に公表した最新のデータにより、EUの温室効果ガス排出量が、2005年から2007年にかけて、3年連続で減少したことが明らかになった。欧州委員会のディマス環境委員もこれを歓迎している。
 欧州環境庁がとりまとめた2007年の排出目録(インベントリ)によると、EU15カ国は、2007年に2.7%の経済成長を維持しつつ、温室効果ガス排出量を前年から1.6%削減した。基準年(多くの場合、1990年)と比較すると、5%の削減だという。EU15カ国は、京都議定書により、2008年〜2012年期に、温室効果ガス排出量を基準年比で8%削減するという目標を掲げており、この目標を達成する軌道に十分、乗っている。
 2007年に排出量が減少した理由としては、暖冬で家庭からの排出量が減少したこと、製鉄業や製造業からの排出量が減少したことが挙げられている。一方で、冷蔵庫・エアコンからの排出量は増加している。
 2007年は、多くの部門で排出量の減少が見られ、工業工程は14.1%減、運輸以外のエネルギーは7.4%減、農業は11.3%減、廃棄物は38.9%減であった。一方、運輸全般は23.7%増、特に道路輸送では24.7%増となった。
 なお、新規EU加盟国も含めたEU27カ国の2007年の排出量は、前年から1.2%減、基準年比で12.5%減となった。【欧州委員会環境総局】

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