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環境ニュース[海外]

イギリス 地方ごとのCO2排出量(2006年版)統計を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.09.30 【情報源】イギリス/2008.09.18 発表

 イギリスの地方自治体及び地方(リージョン)ごとのCO2排出量(2006年)の統計が9月18日、公表された。
 この統計は、エンドユーザーごとに排出量を分配したもの。例えば、発電所からの排出量は、実際に電気が使用される場所(家庭や事業所など)に分配されている。
 主な内容は以下のとおり。
●排出量全体の内訳は、産業・商業部門が46%、家庭部門が29%、道路交通部門が25%
●48%の自治体では、排出量に占める産業・商業部門の割合が最大、23%の自治体で道路交通部門、28%の自治体で家庭部門の割合が最大であった。56%の自治体では、道路交通部門の排出割合が最も少なかった。
●家庭での内訳は、ガスの利用が47%(2005年は48%)、電気の消費が43%(同42%)で、前年とほとんど変化なし。
●一人当たりの年間排出量が2トン以下の地方自治体は1%、2〜2.5トンが37%、2.5〜3%が52%、3トン以上が9%
 なお、2006年版ではこれまでの「試験的」な扱いを脱し、統計として、地域ごとに各年のデータを比較できるようになった。
 地方自治体では地域協定(LAA)に気候変動対策目標を盛り込むなど取り組みを強化しており、大半のLAAは、「国家指標186」(地方自治体ごとの一人当たりCO2排出量を示す指標)をベースに、2005年比で4〜15%の削減目標を掲げている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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