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環境ニュース[海外]

イギリス 新年の抱負にCO2排出削減を掲げた人はわずか15%

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.01.10 【情報源】イギリス/2007.12.28 発表

 気候変動問題への懸念が年々高まっているにもかかわらず、新年の抱負を決意する段になると、イギリス国民は地球を救うことより、ダイエットの方に関心があるようだ。
 12月28日に発表されたYouGovのオンラインアンケート調査の結果によると、新年の抱負として、自分のカーボン・フットプリントを削減する と回答した人はわずか15%。体重の減少と回答した人が38%、もっとお金を儲けると回答した人が20%だった。
 この結果を受け、イギリス環境・食糧・農村地域省は、現在、国内全体のCO2排出量のうち40%が個人によるものだ(主に家庭でのエネルギー消費と移動による排出)という現実を指摘し、簡単に実行できる以下のような対策を呼びかけている。
●車を使わずに、自転車で通勤する、徒歩で子供を学校に送り迎えする。
●テレビやDVDプレイヤーなど使用しないときはコンセントを抜き、スタンバイ状態にしない。
●暖房の温度設定を1度下げる。
●温水タンクやそのパイプに断熱材などをかぶせる。
●新年会を低炭素型の企画にし、テレビなどを消す。
●食器洗浄機を使うのは洗浄機の中がいっぱいになった時だけにする。
 また、国民による取り組みを支援するため、政府は、オンラインで利用できる炭素計算機(カーボン・カリキュレーター)を開発している。これは、1人ひとりのCO2排出量を算出できるもので、排出量を減らすための個人向けの行動計画も提示してくれる。炭素計算機のホームページへのアクセスは既に50万を超えている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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