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環境ニュース[海外]

カナダ環境大臣 COP6への対応方針を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】カナダ/2000.11.13 発表

 カナダ連邦環境省は、11月13日、アンダーソン環境大臣によるCOP6を支持する声明を発表した。声明文では、COP6について、
気候変動への取組を前進させる良い機会だ」と述べ、カナダとしては、「炭素吸収源シンク)、京都メカニズム(市場原理を活用した排出取引、クリーン開発メカニズム等)、条約の遵守の確保などの主要分野で各国間のギャップが埋まれば、今回のCOP6は成功と考えている」という。
 COP6に対するカナダの対応方針としては、まず、シンクについては、「森林、農地など全ての吸収源シンクを組み込んだ包括的なアプローチ」を要望する。また、京都メカニズムについては、排出削減目標を最小のコストで実現し、カナダ産業界にとってもビジネスチャンスとなるものであるため、「柔軟性を確保していくことが必要だ」としている。さらに、途上国に対しては、条約への貢献を強化し、将来的には削減目標に向けて行動できるよう、技術移転などの協力を強化していくことが重要だとしている。
 なお、カナダ政府は、条約の詳細が明確になるまで座して待っているわけではなく、京都会議以来温室効果ガス削減目標に向け、連邦、各州・準州政府が一体となって産業界に働きかけるなどして積極的に努力を重ねてきた点も強調している。具体的には、1995年以来カナダ政府は約15億ドル(1200億円)を気候変動に関するプログラムに追加投資してきており、最近では、総額5億カナダドル(375億円)に達する「気候変動に関する行動計画2000」を発表した(これが完全に実行された場合、京都議定書の削減目標の3分の1を達成)。【カナダ連邦環境省】

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