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環境ニュース[海外]

気候変動対策で暴風雨予報システムを導入

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.09.19 【情報源】カナダ/2001.09.06 発表

 カナダ連邦環境省は6日、PEI(プリンス・エドワード・アイランド)州に最先端の暴風雨予報システムを導入したことを発表した。これは連邦政府の補助によりなされた、気候変動によるこの地域の海面上昇に関する研究の成果として誕生したもので、暴風雨による洪水の予報などに効果を発揮することが期待されている。
 PEI州は大西洋に面し、一つの島から成るカナダ最少の州。2000年1月には州都シャーロットタウンの大部分が洪水被害に遭うなど、気候変動の影響が大きいと危惧されており、今回の研究でも、この100年で海面が75センチ近く上昇したことが明らかになった。
 なお、連邦政府は「気候変動行動基金」(Government of Canada’s Climate Change Action Fund)から35万カナダドル(約2800万円)を、気候変動の科学・影響・適応に関する研究活動に出資、さらに大学や天然資源省など他の提携団体と共同で、25万カナダドル(約2000万円)を物品提供の形で出資している。「気候変動行動基金」は、気候変動に関する理解促進、温室効果ガス排出削減などを目的に1998年に設けられた1億5千万カナダドル(約120億円)規模の連邦政府基金。
 詳細は担当者まで電話 (613) 996-2007もしくは (819) 953-2101まで。【カナダ連邦環境省】

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