一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

COP11&COP/MOP1 EU、各国の評価

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.12.15 【情報源】EU/2005.12.10 発表

 気候変動枠組み条約第11回締約国会議および京都議定書第1回締約国会合を終え、欧州委員会のディマス環境委員は、同会議を気候変動との闘いの分岐点と位置づけ、その成果を誇りに思うとコメントした。ディマス委員は、EUが、モントリオールで始まったプロセスに、より多くの国々を引き込んでいくよう率先して取り組むという決意を表明した。
 EU議長国としてEU代表団を率いたイギリスのベケット環境大臣も、「近年の深い分断にも関わらず、アメリカ、インドそして中国を含む地球社会全体が、国連のプロセスを通して、将来の道筋を検討するために、協働することに合意した」と会議の成果を称えた。そして、EUが設定した課題を達成できた事項として、京都議定書のルールブックの採択、京都議定書の遵守メカニズムの確立・開始、適応のための作業プログラム、2012年以降の目標を定めるプロセスの開始という4点を挙げた。
 また、ドイツのガブリエル環境大臣は、「ポスト京都議定書に向けて動きだした。ドイツは、工業国として、気候保護政策のモデルとなる意志があり、またモデルとなる必要がある」と述べ、また、今回の会議で「炭素市場が、2012年以降も機能することが確実になった。ドイツ環境省は、今後、ドイツ企業が途上国での気候保護プロジェクトを積極的に実行するよう、イニシアティブをとっていく。特に、インドや中国といった中進国で大きな需要があるだろう」と述べた。なお、ガブリエル環境大臣は、モントリオール会議の場で、メキシコ政府とCDM事業の実施に関する協定に調印した。【欧州委員会環境総局】【イギリス環境・食糧・地方省】【ドイツ連邦環境省】


下記アドレス:欧州委員会プレスリリース

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク