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環境ニュース[海外]

EPA エネルギー・スターなど自主的プログラムに関する年次報告書を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.10.24 【情報源】アメリカ/2005.10.04 発表

 EPAは、エネルギー・スターなどの自主的プログラムに関する年次報告書「将来への投資:エネルギー・スターおよびその他の自主的プログラム」を公表した。
 報告書では、エネルギー・スターによって、アメリカ国民は約100億ドル(1兆1000億円)を節約し、ピーク時の電力消費量を2500万世帯分、節約したことが明らかとなった。また、エネルギー・スター・プログラムや、他のEPAの自主的プログラムとを合わせて、温室効果ガス排出量が5700万トン抑制されたという(なお2003年は4800万トン)。
 報告書の概要は以下の通り。
●1万2000棟近くの住宅が、「エネルギー・スターによる住宅パフォーマンス」プログラムによって改善された。この数は、エネルギー省によるパイロットプログラムの追加によって増加している。
エネルギー・スターの認証を受けた住宅が、2500を超える建設業者によって36万棟以上建設された。これにより、住宅の所有者は、年間2億ドル(220億円)以上を節約できることとなる。
●15億点を超えるエネルギー・スター製品が購入された。
EPAの「グリーン電力パートナーシップ」によって、500以上のパートナーが、20億kWh以上ものグリーン電力を購入することを約束した。
EPAの気候保護プログラムは、温室効果ガス排出量の削減に関する2004年の目標を達成し、ブッシュ大統領の掲げた目標(2012年までに、GDP当たりの温室効果ガス排出量を18%削減)の達成に必要な、大幅な削減を実現する方向に向かっている。
●パートナーシップ・プログラムにより、CO2以外の温室効果ガスが大幅に削減された。メタンに関するプログラムに基づく取組みによって、アメリカのメタン排出量は、2012年まで、1990年を下回り続けると予測されている。
 これらのプログラムには、クリーン・エネルギーの開発、メタンガスの回収と利用の拡大、CO2以外の温室効果ガスの排出量の最小化、企業に対する長期的・包括的な気候変動戦略の策定の機会の提供などに関するものがある。今回公表された報告書では、これらのプログラムによる環境上・経済上の成果と、2005年以降の目標が示されている。【EPA】

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