一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

地球温暖化防止に廃棄物処理業界は大きく貢献

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.09.30 【情報源】ドイツ/2005.09.09 発表

 ドイツ連邦環境省は、報告書「地球温暖化防止への廃棄物処理業界の貢献と今後の可能性」を発表した。これは、連邦環境省、ドイツ廃棄物処理連盟(BDE)、連邦環境庁、自然保護団体NABUの委託により、エコ研究所が作成したものである。
 廃棄物処理業界は、1990年と比較し、年間のCO2排出量を約4600万トン削減した。これは、マテリアル・リサイクルが増えたことと、前処理をしていない廃棄物埋立てが減ったことが大きな要因だという。生物分解性廃棄物埋立てるとメタンガス(温室効果はCO2の約20倍)が発生するが、廃棄物の前処理により、その発生を抑制することができる。
 また、廃棄物処理業界は、2020年までに、CO2排出量を毎年約900万トン削減できるという。このためには、特に、鉄や非鉄素材のリサイクル廃棄物の熱処理効率の向上、及び木材と沈殿汚泥の徹底したエネルギー利用が重要となる。同様の取組みによって、EUの旧15加盟国全体では、毎年、CO2排出量を1億3400万トン削減できるという。ドイツは、EUに、2020年までに温室効果ガスを30%削減するよう提案しているが、これは、その11%に当たる。こうした目標を達成するために、家庭ゴミはEUで首尾一貫して、リサイクル、前処理されなければならない。【ドイツ連邦環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク