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環境ニュース[海外]

EU非公式環境・農業閣僚理事会 気候変動について検討

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.09.26 【情報源】EU/2005.09.09 発表

 気候変動と農業の関係をテーマに、EUの非公式な環境・農業閣僚理事会が、9月9日から12日にかけてロンドンで開催された。気候変動について、農業担当と環境担当の閣僚が集まって討議するのは、EUでも初めてである。
 この中で、EUの統計局からのデータにより、農業は、EU25カ国の温室効果ガス排出量の約10%を占め、エネルギー産業に次ぐ2番目の排出源となっていることが示された。1994年から1999年にかけて、EU25カ国の農業からの排出量は一定の水準を維持していたが、1999年から2003年にかけては、6%減少した。なお、農業における温室効果ガスの主な発生源は、家畜の腸内細菌による発酵(農業分野の32%を占める)、糞尿の処理(同20%)、土壌からの排出(同48%)によるものである。
 一方、農業は、再生可能エネルギーを増産することで、エネルギー産業からの温室効果ガス排出量削減に貢献することも指摘された。EU25カ国におけるバイオマスの消費量は、1993年から2003年の間に47%増加し、域内のエネルギー総消費量の4%に達している。【欧州委員会環境総局】【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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