一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EU気候変動代表団 オーストラリア訪問の結果

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.07.17 【情報源】EU/2001.07.06 発表

 EUのハイレベル代表団は、7月6日、オーストラリアの環境大臣ロバート・ヒル上院議員と、ボンで行われる気候変動交渉(7月16日から27日)の準備のため会見した。EU代表団は、気候変動交渉代表のベルギーのオリビエ・ドロイツ エネルギー及び持続可能な開発担当大臣、EUのマルゴット・ヴァルストローム環境委員、スウェーデンのラルス・ダニエルソン国際及びEU問題担当大臣が率いている。
 EU代表団は、京都議定書交渉におけるオーストラリアの積極的、継続的な参加の重要性を強調し、オーストラリア政府のボンにおける交渉への姿勢を評価した。
 しかし、アメリカ抜きでの京都議定書批准の問題については、EU・オーストラリア間の意見の対立は依然として残ったままである。最近、アメリカはもはや京都議定書を支持しないと明らかにしたところである。EUは2002年までの京都議定書批准への参加を繰り返し主張しているが、アメリカ抜きが避け難い場合、オーストラリアは批准をしないと述べた。
 ドロイツ氏は、「我々は非常に切迫した状況にある。当事国が京都議定書のメリットを疑問視することによって時間稼ぎすることを受け入れることはできない」と述べ、「これは政治的意思の問題である。我々はオーストラリア国民の気候変動への心配及び行動の必要性を聞いてきた。静観することはできない」とヴァルストローム女史も述べている。
 EU代表団は、野党によるシャドーキャビネット、NGOとも会見した。【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース