一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEP ウミガメ再生計画合意に達す
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.07.10 【情報源】国連/2001.06.28 発表
インド洋および東南アジアの近海に生息している、絶滅の危機に瀕したウミガメに救いの手が差し伸べられた。2001年6月20日から23日にかけてマニラで開催された会合において、この地域の国々が、初めて、過剰捕獲、生息地や餌場の破壊、そして漁業での不慮の捕獲によって危険にさらされている6つの重要な種を保存するための包括的計画に合意した。移動性の種に関する条約(the Convention on Migratory Species:CMS)に基づき、当該地域の8か国は、この地域における6種のウミガメの減少を食い止めるための24のプログラムと105の事業に同意した。同条約に基づく解釈覚書は2001年9月1日に発効する。
CMSの副事務局長、Douglas Hykle氏は、ウミガメ保存プログラムは、文化的にも生態学的にも重要な種を救うための不可欠な新しい展開であると述べた。【UNEP】