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環境ニュース[海外]

ドイツ・チェコ国境での大気清浄化

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.07.10 【情報源】ドイツ/2001.06.28 発表

 ドイツ・チェコの環境保護プロジェクト「大気清浄化基金」は、ドイツ連邦環境省およびEUの補助を受け、両国国境での大気清浄化事業を行っている。同地域の住民は、その補助を受けて、暖房設備を近代化することができる。これは、ドイツ側−エルツ山地地方、バイエルンの森林地方−の住民にとっても、大気清浄化というメリットがある。
 国境付近での環境プロジェクトの出発点は、同地域での火力発電所を、大気汚染の少ないものにすることであった。今回のプロジェクトの目的は、チェコ川の50メガワットまでの石炭による燃焼施設を、環境にやさしい施設(例えば、天然ガス、液化ガス、暖房用石油、バイオマスを使うもの)に転換することである。
 ドイツ負担調整銀行(Deutche Ausgleichsbank)は、この目的のため、大気清浄化基金に対して総計500万ユーロ(5億5000万円)の貸付を行う。この基金から、施設事業者、市町村、国家施設等に貸付が行われる。利息は、環境省(49万ユーロ)、ドイツ負担調整銀行(41万ユーロ)、EUのPHAREプログラム(45万ユーロ)が負担する。【ドイツ連邦環境省】

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