一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEP 地球環境概況2004/5年版を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2005.03.09 【情報源】国連/2005.02.21 発表
UNEPは、第23回管理理事会(2月21日〜25日、ケニア・ナイロビで開催)に、地球環境概況2004/5年版(GEO YEARBOOK 2004/5)を提出した。GEO 2004/5年版では、世界の各地域の環境状況、2004年の重要な出来事の他、気候変動などの主要なトピック、ジェンダー・貧困・環境についての報告、そして、起こりつつある問題として、環境の変化に伴う感染症の広がりに関する報告がなされている。
感染症に関する報告では、森林の減少、都市化、沿岸水域の汚染などによって、新たな、あるいは昔からある疾病の存続する条件が揃ってきていると指摘されている。また、気候変動によって、感染症の脅威が大きくなるおそれがあることも強調された。報告では、ライム病、マラリア、住血吸虫症などの感染症について、詳細な分析が示されている。
UNEPのテプファー事務局長は、GEO 2004/5年版が示すように、環境悪化のチェックがなされていなければ、国連ミレニアム目標の達成は難しいだろうとコメントした。【UNEP】