一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA長官、国立公園における可視性を改善するための提案に署名
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.07.06 【情報源】アメリカ/2001.06.22 発表
6月22日、クリスティー・ホイットマンEPA長官は、国立公園の可視性保護提案に署名した。この提案は、古い発電施設からの可視性を害するような排出を、州がコントロールするのを助けることによって、グランド・キャニオンやイエローストーン国立公園のような、アメリカで最も貴重な国立公園および自然保護区域の空を清浄にすることを目的としている。
1990年修正大気浄化法において、EPAは、156の国立公園と自然保護地域における可視性を改善するためのルールを策定するよう求められていた。また、同法は、州に対し、これらの古い施設が利用可能な最良の大気汚染コントロール装置を設置するよう求めていた。これがいわゆる「BART」(Best Available Retrofit Technology: 最良の利用可能な改良技術)ルールとして知られているもの。BARTは、どの施設が大気汚染コントロール装置を設置すべきか、そして、どのタイプのコントロール装置が設置されるべきかを決定する際に州等の大気環境保護局の手引きとなる。
間もなく、60日間のパブリック・コメント期間が付されて、修正案が連邦官報において公表される。【EPA】