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環境ニュース[海外]

欧州委員会バローゾ委員長 EUの2010年までのビジョンを示す

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2005.02.14 【情報源】EU/2005.01.26 発表

 欧州委員会のバローゾ委員長は、1月26日、欧州議会で演説を行い、EUの2010年までの戦略的なビジョンを示した。同委員長は、全ての欧州市民のための「繁栄、連帯、安全」を3つの柱として掲げ、特に、リスボン戦略に沿って、強力な経済成長と雇用の創出を重視していくことを強調した。また、規制緩和、研究への投資の増加を重視する姿勢も打ち出した。なお、「連帯」の項目の中では、将来世代との連帯も視野に入れる必要があると指摘し、気候変動などの環境保護や自然資源の持続可能な管理という分野で、EUが引き続きリーダーシップを発揮していくことをアピールした。
 欧州委員会は、初めて、欧州議会及び欧州閣僚理事会と協力して、戦略目標の共同プログラムを提案することとなる。欧州委員会は、スタートの時点から、EUの諸機関が優先課題を共有し、EUの主要な目標を達成するために協力して取り組んでいくことが必要だと認識している。
 併せて、欧州委員会は、戦略目標を行動に移すための具体的な取組みを盛り込んだ、2005年の作業プログラムを採択した。このプログラムの中で、環境関係の項目としては、「次の10年に気候変動問題に取り組むための長期的な計画」、「環境及び旅客のために海上の安全性を改善する新たなルール」といった事項が掲げられている。【欧州委員会環境総局】

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