一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA スモッグ削減のため地域との柔軟なパートナーシップを模索
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.07.05 【情報源】アメリカ/2001.06.22 発表
<EPA スモッグ削減のため 地域との柔軟なパートナーシップを模索>EPA 2001年6月22日
6月22日、EPAは、州、地方の政府等が、地上レベルオゾン(スモッグ)の原因となる大気への排出を、自主的に早期に削減するよう奨励する新しいガイドラインを公表した。このガイドラインは、オゾンフレックス(Ozone Flex)と呼ばれ、EPAのスモッグ基準を達成するために、各地域が、柔軟で、費用効率的な方法を選べるようにするものである。
このプログラムへの参加は地域の自主性に任されており、最近、「1時間基準」を達成した地域のみが参加する資格を得る。参加する自治体はEPAと協定を結び、自治体側は、排出インベントリーを用意し、必要に応じて、大気モデルを策定モデルを策定したり、モニタリングを行ったりする。
一方で、自治体側には、独自のアプローチを採用する柔軟性が与えられる。さらに、一定期間(通常、5年を超えることはない)、「1時間基準」に違反した場合でも、自治体は、EPAの「非達成指定」(“nonattainment designation”)を回避することができる。
多くの地方都市は、オゾン大気質を下回っているが、「1時間オゾン基準」に近づいている。オゾンフレックスガイドラインは、地域が自らの努力で「1時間基準」を達成し続けるのに役立つだろう。【EPA】