一般財団法人環境イノベーション情報機構
アホウドリ、ミズナギドリ保護のための計画について 国際会議開催
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.11.29 【情報源】イギリス/2004.11.10 発表
絶滅の危機に瀕するアホウドリとミズナギドリの死亡数増加に取り組むための対策が、11月10日、タスマニアのホバートで開催された国際海鳥保護会議で提案された。ハエナワなどの釣り餌に惹かれて釣り針に引っかかり、海でおぼれたり、外来種の侵入や海洋汚染による餌の減少により、これらの海鳥は毎年25万羽も死んでいるという。「アホウドリとミズナギドリの保護に関する協定」(訳注:ボン条約に基づくもの)の会議に出席する、イギリス政府代表団は、以下を目的とした対策計画を支持している。
・偶発的な海鳥の捕獲を減らすために、現在の漁業慣行を見直し
・違法、規制対象外、及び届出のない漁業活動の防止
・生息地に影響を及ぼす外来種の撲滅
・営巣地の保護と修復
・鳥の餌の保護
・汚染を最小限にくい止める
・鉱物探査・採取の管理
・影響を受けやすい地域の観光旅行の制御
・情報収集と情報交換。これらの海鳥の窮状に関する普及啓発。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】